リンパ節は、そのような異物がリンパ管を通って侵入してきた時、戦って食い止める関所のような役割を担っているところです。虫歯や歯槽膿漏、風邪などでは首のリンパ節が腫れたり、足に怪我をしている時にそけい部のリンパ節が腫れたりするのは、細菌の侵入を防ぐ免疫反応として、リンパ節に表れるものです。
このような感染症による反応性のリンパ節の腫れは、通常痛みを伴い、感染部位または身体の中心方向の領域に限って腫れが認められるもので、あまり心配する必要のないものです。しかし、リンパの腫れには、悪性のものもあります。離れた場所でも腫れていることが分かる、痛みがない、時間とともに大きくなるなど、どれか一つでも当てはまる場合は、悪性リンパ腫を疑ってみましょう。
また、リンパ節は、体の表面だけでなく奥の方にもあるため、見える方は腫れていないのに、深部のリンパ節のみが腫れることもあります。この場合、腹部膨満感や呼吸困難などの症状が表れ、悪性リンパ腫が進行すると、発熱や体重の減少、寝汗、疲労感なども伴います。リンパ節の腫れがなくても、このような症状があった場合、悪性リンパ腫の可能性は否定できません。
体調不良が続くなど、何らかの症状があれば、病院で受診した方が良いでしょう。特に、原因不明の発熱が続く場合、悪性リンパ腫の可能性も考えながら、精密検査を受けるようにしましょう。そして、悪性リンパ腫が疑われる場合は、血液内科の専門医が常勤医として勤務している病院で受診するようにしましょう。
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